負け犬の独り言〜10月〜

日記は苦手なんでございますが、
ちょっと思いついたことなど気の向いた時に
テキトーに書き散らしてみたりしますわ〜


 2004/10/31

…うそです。これを書いてるのは10/31じゃなくて11/2。
10月はまったく独り言をほざくヒマもなかったです。
何が忙しいってんじゃなくて、10月前半はほとんど風邪でダウン、半ばに広島に帰省。
そして帰ってきたらまた風邪でヨレヨレ。
その後それまでに放置していた雑多なお仕事の山に押しつぶされていたのでした。
風邪!これが10月という美しい季節の楽しみを全て奪い、行動の全てを支配していたざんす。
情けなくも腹立たしいざんす。10月を返せーー。
みなさん、風邪にはご用心を!

さて。10/10〜11に山口県萩市に行ってきました。毎年恒例の墓参り行脚です。
萩といえば獅子。
昨年と同じく貸し自転車に乗って獅子三昧めぐりをしなくてはなりません。
(昨年の獅子狩りの成果はコチラを見てやってください)
今回の獅子の旅にはひとつ目的なるものがありました。
昨年、ある萩焼のお店の窓辺に、それは可愛らしい獅子の香合が二個並んでいたのです。
あのとき二つを手にし見比べ、一つだけを購入しましたが、京都に帰って何日もたってなお、
残してきた方の香合の、あの情けなーーい獅子の顔が脳裏から離れなかったのでした。
もしまだあの獅子の香合が売れ残っていたら、今度こそひきとってやろう、そう心に決めて
萩にやってきたものの、なにせ一年という月日がたっています。
あの獅子くんがまだそこにあるという可能性はほぼ無いよね……と、半ば諦めつつ、
おそるおそるお店を訪ねてみることにしました。

※昨年のおさらい

←去年、この店で二つの獅子の香合と出会いました。どっちを買うかさんざん悩んで悩んで、結局手放さなかったのは、
この子↓
友人はこの獅子を「バルザックくん」と命名。
え、似てますかね?オノレ・ド・バルザック
エラそーな雰囲気が?
泣く泣く置いてきたのは
←この子。
縁があったらまた会おうねって。

さーて、丸一年ぶりのあのお店。
どーやーー??


あああっ!!
その後ろ姿っ、ピンと立ったシッポ!!
ヤツです、アイツですっ。
昨年は木の敷台の上に乗ってましたが
今や紙の上に置かれています。
しかし、窓から外の景色を眺める様子は
一年前とまったく変わらず……!

何にも、ホントーに何にも変わらず。
ううう、うううううう(泣き苦笑)。

一年間という月日をじっとそのまま待っていてくれた獅子くん。
ついにめでたく犬の手中に収めることが出来ました。
いや、まさか、あるとは思ってなかったので…感慨もひとしおです。

それにしても……。売れなかったのだねえーー。
萩という土地の時間の流れ方ってのは、つくづくユルい…。
犬が再訪するまで、一年でも二年でも平気で待っててくれそうなユルさがなんとも泣けてきます。

ツラいことがあっても(?)こんな場所が日本にあることだけは忘れないでいようー。



そして、彼らはまた元のように、仲良く並んで飾られることになったのでした。

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