![]() 大型台風が近寄ってくる気配が感じられる妙な強風が吹く中、大山崎山荘美術館に 北尾博史展「森ヲアツメル〜山荘で過ごす夏〜」をみに行って参りました。 ![]() 写真が寝ぼけててスミマセン。 ←この作品は「モリ ヲ ワタル」。 真鍮の葉っぱの上を列なして歩いていく キツネたち…。 細い通路を通る人の頭上に 繊細な、この枝がさしかけてあって なんだかとっても微笑ましい〜。 …って書いても伝わらないな。うーん。 大山崎山荘美術館はバーナード・リーチや濱田庄司などの民芸運動の作家たちの コレクションが多いのですが、その作品たちの陳列の間に北尾さんの作品がさりげなく 展示してある、という、とても自然なスタイルが気持ちいいのでした。 ![]() 透けてみえる光や、壁にうつる影に 思いがけないカタチを見いだすことができる楽しさが すべての作品から感じられます。 夏の濃い緑の庭に囲まれた、昔の資産家の山荘の趣を そのまま生かした美術館そのものもとてもいい雰囲気ですし、 テラスからの眺めも爽やかでいいですよ。 半地下にある新館は安藤忠雄の設計。これがまた よくできた空間で、本館との対比が楽しいのです。 京都市内からはちょっと離れた位置にありますが、四季折々に訪ねてみたい美術館ですよー。 ![]() いつのまにやら8月も半ばを越えてしまいました。…って先月と同じ書き出しだわ。 暑い暑いと吠えてばかりいましたが、なんとか暑さの峠も越えようとしてるみたい。 京都の夏は8月16日の五山の送り火で締めくくられます。 体感的にはまだまだ蒸し暑さは続くはずなんですが、燃えさかる大文字を観てしまうと 精神的に夏の終わりを噛みしめてしまいますわー。
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