まうごあめ&そのほか


はるか昔、「がら板」にて、サルマタ様から
「まうごあめはできないか」
という、ご提案をいただいておりました。
「あめ」は確かに液状のものを硬化させた食べ物であります。
ということは、まうご型に材料を流し込んで固めれば
「まうごあめ」は簡単にできるかもしれません!
いや、しかし、どうなんだ?


おそるおそる、やってみましたとも!
参考にさせていただいたのはサルマタ様がご紹介してくださった
「男の趣肴ホームページ」さんの「ミルク味がおいしいキャンデーの作り方」 です。


たくさんの画像と、具体的で詳細な説明を掲載されていたので大変勉強になりました。
さーて、実践はどうなったのでしょーか?



まずは材料をそろえなければなりません。参考サイトのレシピ通りにしました。
以下の面々、砂糖=150g 、 牛乳=200cc、はちみつ=大さじ1 、バター=10g です。
そして忘れちゃいけません「まうご型」↓&輪ゴム。キャンデー用の棒も用意。
棒付きキャンデーにするために型のお腹の下を棒用に削りました。
おお、たったこれだけでいいのか!

…しかし、画像がキタナいねえー。
真夜中の台所での作業なんでどうにも暗ーい…。
へぼ画像で申し訳ないですが許してくださいませ。

砂糖と牛乳をあわせてナベに入れ、加熱したところにハチミツを入れます。
そして沸騰させ、よーくかき混ぜながら煮詰めていきます。


←最初は細かいアワがふつふつと沸き上がります。
←30分くらいかき混ぜながら、
温度が125℃になるまで煮詰めます。
←ナベの底からボコボコと大きなアワが出現するようになります。
これが温度が120℃を超えた状態のようです。
もうちょっとがんばって煮詰め、
125℃になったら火を止めてバターを加えて混ぜます。
←ボケボケ画像でスミマセン…!
湯気がすごくてピントが合わないのです…。
ここで、出来たものを「テフロン加工のナベなどに流し込み、あら熱をとって固める」のが本来のやり方なのですが、型で成型するため、液に粘度がでないうちに型に流し込まなければなりません。
顔やツノなど液が入りにくい細かい部分には
前もって液を垂らしておきます。(=プレ鋳込み)
プレ鋳込みのあと、型を合わせて固定し
注入口からあらためて液を流し込みます。
途中アメが固まり始めましたが、なんとかぎゅうぎゅうと
棒で押し込みながら注入しました。
最後に棒を深く刺します。
そして気泡が抜けるようトントンと型を叩きます。
この状態で固まるのを待つわけですが、なんかどうもイヤな予感・・。
液の中で固まるのがはやい部分と遅い部分があるみたいなのです。気泡も出た気配がないし・・。
ちょっと水分が多すぎる?煮詰め方が足りなかったか?
無事硬化することを祈りつつ一晩置いてみることにしました。

翌日、おそるおそる型を開いてみました。
結果は・・・?


ああーっ、ヤッパリ・・!
全然固まってくれませんでした・・。
型に閉じこめられてるぶん、中の水分を蒸発させることが
できないし、元々の含水量が多すぎたかも。
予感があったとはいえ、あまりの惨敗ぶりに大ショックです。
ところで、このアメ、キャンデーというより「キャラメル」みたいなんですけど。
(型に入れずに固めたものを食べてみたら、味も食感もまんまミルクキャラメルでした)
それに最大の問題点は
「白くない」・・・のですね。
この方法で煮詰めて水分を飛ばして硬化させても「白くない」ってのが
「まうごあめ」を志す以上どうしても気になります。

「白いあめ」にするにはどうしたらいいんでしょう??
型枠内で確実に硬化させられて、かつ「白い」キャンデーの作り方 ・・・。
くぅーっ、わからんっ!でも、なんか悔しい。なんとかならんのか。
まうごあめ制作の道は思った以上にキビシいものでありました。

・・・でも。あきらめませんよ。きっと方法はあるはず。きっと・・!
「白くて硬いアメ」の作り方についてなにかご存じの方、
ぜひぜひ情報をお寄せください!どうかよろしくお願いしますっ。
 
と、ここまで書いてきて「これじゃやっぱりアンマリだ」と、
アップするのをためらっておりましたのです。
で、「チョコレートならどうだ?」と思いつき、試してみることにしました。
最初のテーマからどんどん離れていってますが、まあ、それはよくあることさ!

製菓材料として売られているベルギー産ミルクチョコです。
本当はホワイトチョコで作りたいところですが、
とりあえずこのフツーのチョコで試してみましょう 。
60℃のお湯に湯煎しながらチョコを溶かしていきます。
チョコが溶けてなめらかになったら、今度は冷水に当てて
冷やしながらドロッとするまで混ぜます。
その後再び湯煎をしながら混ぜ、全体が30〜32℃くらいまで
あたたまったら出来上がり・・・のハズ。
プレ鋳込みのはずがチョコの粘度が高すぎて
うまく型の細部に流し込めません。
多めにチョコを流して型をトントン叩きながら様子を見ます。
そして、型を合わせてもう一度穴から少しだけチョコを
棒でギュウギュウと押し込みます。
・・・でも、粘度がありすぎるんだよなあー。
んで、冷蔵庫に入れて冷やします。
翌日〜。
型を開けてみたら、ああ〜〜っ!
漏れてるよーっ!
最後にギュウギュウやったのがいけなかったのかー?
あんな状態じゃ型抜きも一苦労。
結局ツノは2本とも欠損、足も1本欠けました・・・。
しかも鼻先には大きな気泡が。
あうぅぅーー。
やはりチョコレートの粘度では無理・・・?
チョコレートは、硬化については何の問題もありませんでした。
しかーし、注入が大変ムズカシイ。気泡も上がりづらいようです。
今回はプレ鋳込みの量が多すぎたのも敗因ですが、とにかくチョコの粘度が問題です。
スムーズに鋳込むには、液の状態がもっとサラサラとした、
なるべく粘性のないものが望ましい・・ということですね、はい。

・・うわあ、結局ゼンメツじゃないか!情けないーっ!
もうこうなったらこんなページはアップするのやめだーっと思ってたのですが、
どうしても「まうごあめ」の制作はあきらめきれません。

ここはどなたかのご助言を仰ぎたいです!
ご助言をいただくのに何かの参考になればと、
あえてこの失敗例2点をアップさせていただきました。
「ここはこうしたら」とか「これを使ってみたら」
… などの情報をお待ちしています。


どうぞよろしくお願いいたします〜っ




工作室のトップページへ

このページのトップへ / まうごてんのホールへ