かもしかフィギュア(基本形)



ちわ 「まうごてん」の特別技官、くまのくまやすです
ここに紹介するのは「まうごてんの玄関」で 元気よく跳ねている
まうごくん(=しろかもしか)フィギュアだ -- 全長33mm!
…とはいっても、資料写真が全然残ってないのよ ヤツを最初に
作ったのは1994年、最初の型は今はなく二代目の型もそろそろ限界、
三代目の型を製作しなきゃなどと考えている間に21世紀になってしもた
そんな訳でザクッとした解説になるけどよかったら見ていって 

+ + +


モデルはあの「キング」!
われわれが「The KING of MAUGO」と崇める例の切り抜きですわ
↓↓↓



われわれにとってはまうご界の「始祖鳥」ような存在
どんな生き物かも判らんかったし、これしか手がかりが無かったんよ
え?全然似てへん? …ほっといてんか



まずは粘土で原型づくり

くまやすがよく使うのは
アーチスタフォルモという石塑粘土だ



これが最適かどうかは分からないが工作用品店(?)に必ずあるのでたぶんいけるんやろな
この粘土の特徴は乾いてからカッターやヤスリで加工できたり、あと磨くとツルツルになる
(原型は一応現存してました …角が折れてますけど)




いっしょに写っているのは「インレタ擦り棒」(略称インコシ)
これも最適かと言うと自信がない 最初に作ったときに手許にあっただけのはなし
本来ならばこの後サフェーサを吹き付けるのであるが、この時はやらなかった
このため一代目の型は後処理が面倒なものとなった

+ + +

 


液体シリコンゴムで 型をとる


↑注型用シリコンゴム

いきなりですがここが最も難易度が高い!
でも資料写真が残って無いので、解説は別の機会にするとしよう
要点はこうだ

型に樹脂を流し込むための注ぎ口を作っておかなければ ならない
まうごの場合はちょうど逆さまに吊すように配置し4つの足を湯口とした

型からまうごが取り出せるようにしなければならない
ゴム型だから多少の無理は効くので表裏2分割にした

…型の写真をどうぞ↓



(クリックすると大きな画像がでるよ)

おやおや既に色の付いたまうたちが入っていますねぇ(ヤラセです)

大きな画像で見ると角の先に溝があるのが判ると思うけど、この側が
下になるので、樹脂を行き渡らせるように彫ったものです(気泡ヌキやね)
表面がシワシワなのは型がズレないようにするためで、片方の型が硬化したら
彫刻刀で彫り、反対側の型を流し込んで作ります

型を閉じると↓のようになる



(クリックすると大きな画像がでるよ)

これを輪ゴムで縛ってウレタン樹脂を流し込む(溢れ出さないように上面は凹削り




これがウレタン樹脂↑ A,Bを同量混ぜると10分ぐらいで真っ白に固まる
固まったら型を開いてまうごたちを取り出す…

+ + +


ヤスリで仕上げて色を塗って完成!
…って簡単に書くけどめんどくさいよ〜 この工程も…

かれこれ100匹近く産まれてきたけど、なぜか手元には少ししか残っていない
また型を新調して作らなきゃ!
(1000ヒット記念の景品にでもしますかね?)


(クリックすると大きな画像がでるよ)

うーん、今にも某金融会社のCMダンスが始まりそう!

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祝祭慶事用(正月バージョン)



(クリックすると大きな画像がでるよ)

年中行事には必需品です

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純銀製のスペシャルエディション(しびぇ〜)


(クリックすると大きな画像がでるよ)

くまやすの知人でジュエリーデザイナのHIRO KAWABATA氏の
協力を得て実現しました

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とまあ第1回目はこれぐらいにしときましょか
資料が少なくて解説にはならんかったけど、今度型を新調したら
リニューアルするからね

あとくまやすは「正しい樹脂成型」というものを知りません
ここに上げた方法はくまやす流インチキ製作法なので鵜呑みにせんといてな
ほな!



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