ぺったんこのシロカモシカの顔ですが・・・ |
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ビーズを使ったアクセサリーが最近かなり流行ってますな。
手軽に自作できるキットのようなものもあるし、 キラキラかがやくビーズ売り場は、若い女性から年輩のおばさままで オリジナルの作品を作ろうとする幅広い客層であふれていますね。 まうご犬もついフラフラと引き寄せられてしまうほど なんだか熱気にあふれた世界です。 さて、一般的にビーズを使って作るものといえば… ネックレス、チョーカーのたぐい 指輪、ブレスレット 携帯電話のストラップ …というのが、大半です。 うーーむ、困った。 作るのは楽しそうだが、そのようなアクセサリーを 完成させたところで、まうご犬がそれを身につけた絵が まったくもって想像できないぞ! まうご犬はオシャレにはほど遠いただの駄犬… でも、いくら駄犬だって、駄犬だって・・ あのキラキラした綺麗な色のちっちゃなガラスを手にしてみたいっ! …で、もっと実用的なものをビーズでつくれないか?と、 思い至るわけであります。 問題は、上記のアクセサリーなどに共通な 「ヒモ的」なものがビーズ作品の主流であること、なのです。 実用性を考えれば「面的」である必要があります。 + + + バッグなど大きなものを作る、ビーズ織り機というのも 市販されていますが1万円以上もしてちょっと手がでない。 (構造は簡単そうなので織り機自体の自作もできそうですが) もっと単純に「面」を作るには・・?と、考えて見たのが、 コレだっ↓ ![]() 上の図の数字は、糸がビーズを通る順番。 数字が二個あるのは、一つのビーズに糸が二回通っているということ。 下の図の赤い線は、ビーズ内を通る糸の様子。 + + + いや〜、世の中は広い。 まうご犬ごときが考えつくようなことは、 とっくの昔に誰かが考えついているもんです・・。 調べてみたら、この方法は「ペヨーテ編み」というものらしいのです。 ペヨーテって、確か60年代ヒッピーが愛用した、幻覚成分をもった 中南米のサボテンの名前だと思うんですが・・ なんでこの編み方にそんな名前がついてるのかは不明。 (かなり気になってるんだけどね) ま、とにかく、この編み方ならとりあえず、しっかりした 「面」が作ることができます。 + + + さてさて、次は図案についてです。 上の図のように、ビーズは横にレンガを積んだように編み上っていきます。 ふつうビーズはタテ×ヨコが同値ではないので、斜め上がりのラインが 基本となった図案がまとまりやすいです。綾織りで表せる図柄や 亀甲・四つ菱繋ぎなどの伝統的な紋様が向いてますね。 ![]() 使うビーズ一個のタテ×ヨコ比で多少図案の線の角度は変わりますので その角度を念頭において図案を作成します。 また、横幅は一段目のビーズの数で決まりますので 一段目のビーズは出来上がり寸法分だけ拾ってください。 (注意:必ず 偶数個 にすること!) 慣れるまであまり横幅を欲張ったものは作らない方がいいみたい。 最初の1〜3段は編みづらいからねー。 4段目くらいからサクサク編めるから、それまで辛抱。 さて、冒頭写真のまうごの顔だとこんな↓感じの編み図になります。 ![]() シンプルな線画や、文字なんかもけっこうオシャレに編めます。 紋様編みなら、かなり濃い色の組み合わせで編むと 西陣織の帯みたいな感じにもなりますよ。 (似た感じの色を組み合わせるときは、編み図の色は区別できるよう なるべく見やすい色で、数えやすい図にしましょう) ![]() ところで、最初にも書きましたが、とにかく重要なのは 編み図をきちんと描くこと! ・・なんですわ。 編み図がいいかげんだと編んでる最中に混乱を引き起こし どうにもこうにもならなくなります。 編む作業自体は、何段目の何個目にはこの色、というふうに 最初から決めたビーズをあてはめていく単純なものなので、 ヒマと根気さえあればどうってことないのです。 ただ、編み図は、色の組み合わせも踏まえてキチンとしたものに するのが、制作上の最大のポイントだと実感しております。 もちろん、紙に手描きは大変ですので、ぱそこん上に まず上図のようなレンガ積みビーズのパターンを描いてみて いろんな色や模様をはめこんで試してみるのがお薦めです。 + + + ペヨーテ編み作品集はこちら! + + + ・・長くなりましたな〜。 読んでくださった方、お疲れさまでした。 ペヨーテ編み、作ってみる気になりました?・・ダメ?? もし、万が一にも、作ってみようと思われた奇特な方、 編み図用のパターンのデータ、さし上げますよん。 質問などもありましたらお気軽にどうぞ。 出来上がったものを見せていただけたらさらにウレシイ・・ + + + 糸の延長の仕方や、最後の糸の始末については こちらへどうぞ! |
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