一体なんのお茶? |
島根県の津和野に行くと必ずお土産として 山田竹風軒の「源氏巻」というお菓子を買うのですが、 包装を待っていると店頭でお茶をふるまわれるのです。 で、これがなんとも不思議な味。 カドのない柔らかな素朴な味わい、焙じてあるので とても香ばしくて何杯でも飲めそう・・。 つい買ってしまいました。 津和野名物らしいこのお茶、 「ざら茶」とか「まめ茶」とか、名称もバラバラ。 葉や枝の他に小さな豆のサヤのようなものも混入してます。 いったいどんな植物を焙じてるのでしょう・・? 調べてみると、 河原決明 (カワラケツメイ・マメ科の一年草) と、いうカタい名前の植物がその正体のようです。 利尿・緩下作用のある民間薬草茶として 古くから飲用にされてきたのですね。 でもこれ、ふつーに飲んですごくおいしいのです。 香りの向こうにのどかな田舎の風景がぽわーんと 浮かんで見えるような、そんなお茶です。 薬効があるので飲み過ぎには注意が必要ですね。 |