ターキン
雰囲気がオトナっぽーい。

ターキン
Takin(英)
Takin(独)

《学名》
Budorcas taxicolor
Budorcas=「大きなレイヨウ」
taxicolor=「環境に応じて彩られた」

《亜種と分布》
インド、ミャンマーから中国の山岳地帯にかけて分布。
Budorcas taxicolor taxicolor
=アッサムターキン
(チベットターキン)
=ブータン、アッサム地方、ミャンマー北部、チベット南東部、雲南省最西部
Budorcas taxicolor tibetana
=スーチョワンターキン
=四川省
Budorcas taxicolor bedfordi
=シェンシーターキン
(ゴールデンターキン)
=陝西省
Budorcas taxicolor whitei
=ブータンターキン
=ブータン

《食性》
冬は、竹の葉やカシの葉、シャクナゲの葉などを食べ、夏は、高山のいろいろな草花を食べる。100種を越える植物がターキンのエサとして報告されている。また、鉱物塩を摂る場所を決めている。

《体格》
南のターキンほど毛色は暗褐色で、北に生息するものは黄色っぽい色になる。陝西省のターキンはワラ色の毛色で、ゴールデンターキンとも言われる。
おとなで頭胴長170〜220cm、背までの高さはおとなで110〜140cm。 

《ターキンの生活》
ターキンは標高1000mを越える竹林やシャクナゲの繁った山林中に棲み、夏は雪線に近い標高4000mの草地にまで登っていきます。湿潤な霧の多いところにいることが多いです。
通常10〜50頭前後の群れになって生活します。冬の間は気に入ったエサのある場所で100頭もの大きな群れとなり、ヒョウやドールなどの外敵の攻撃を防ぎつつ生活します。年老いたオスは、しばしば群れから離れて単独で生活します。
オスはメスよりも体格は大きく体重も重いです。
臭腺はからだ全体にあり、脂肪に富んだ毛皮から脂肪臭い匂いを発します。これはターキンの生息する地域が湿気が多いので、からだに露がつくのを防止するためのようです。
場所を決めず散糞をします。
ずんぐりとした重そうな体つきですが、危険がせまると鼻から鋭い警戒音を鳴らしながら、山の斜面もすばやく駆け上がったり、草むらを突っ走ったりします。
夏(7〜8月)に交尾をして、翌年の春(3〜4月)に通常1頭のこどもを出産します。生まれたこどもたちは集まって、一頭のメスの監視下でじゃれあって遊びます。監視するメス以外の母親たちはこの間エサを食べに出かけます。託児所システムですね。
中国でもその数は減少していて、パンダ並みに保護されている動物です。
日本では、多摩動物公園にゴールデンターキンが飼育されています。H13年3月にはかわいい赤ちゃんも生まれています。


ツノのかたちに注目↑ウシっぽいけど走ると速いらしい
(日本カモシカセンターの「かもしかずかん」より)






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