犬の icon 実験室

< 第三回 >

「まうご犬顔」のまわりが透明なら、「まうご犬顔」だけの絵になるわけよ。
透明・・・そういや、Photoshop画像を「WEB用に保存」する時の画面に
「透明部分」ってチェックボックスがあるわねぇ・・・?


さて、前回は↓この状態でした。




つまり



このオレンジ色の部分を透明にしたいわけです。
このまま「WEB用に保存」画面にいっても「透明部分」に
チェックをいれることはできません。
ところで、
Photoshopは大原則として

「背景」に、透明部分をもつことはできません!
つまり、「レイヤー」にしか透明はつくれないのですよ。

「レイヤーメニュー」の「新規」の中の「背景からレイヤーへ」を
選択すると、レイヤーパレットの「背景」が「レイヤー0」になります。
そうしてから「レイヤー0」というレイヤー上で
「自動選択ツール」(アンチエイリアスOFF、許容値=1)
で、オレンジ色の部分を選択します。
で、「delete」(消去っ)します。※注意(1)
オレンジ色の部分が、透明を表すグレイの市松模様になりましたね。
ではこのまま、「WEB用に保存」画面にいきます。


「透明部分」というチェックボックスがチェック可能になりましたね。
チェックを入れてみましょう。


でもこれだけでいいのかな?
ちと不安なのでAdobeのサイトに探りに行きましょう。
・・・なになに?

WEB用に書き出しの際に背景を透明にする
「WEB用に保存」時のスポイトツールはカラーテーブルの時
のように透明部分を指定する物ではありません。
透明にしたい部分は画像データの時点で透明にしておけば
スライスを指定してWEB書き出しをした時にそのまま透明に
なります。
ただしGIF形式ならほとんどのブラウザで透明部分をサポート
していますが、JPEG形式では作成自体不可能、PNG形式は
Netscape6.xのみ対応なので注意です。
その為PNG形式でのみ可能なアルファチャンネルを含んだ
画像データを表示させるデザインは今は考えない方が
いいでしょう。
Adobe Photoshop Support のForumより)

・・・なんじゃこれは? さっぱりわからんじゃないの。
これでわかる人にはわかるわけー?なんか腹立つなあ。
スライス指定とか言ってるな、何でさ?

しょーがない、こんな時じゃないと絶対見ない「ユーザガイド」を
読んでみましょう(最初から読めって・・・?)
スポイトツールが云々とか言ってるからあの辺があやしい。

「GIF形式またはPNG-8形式でハードエッジ透明部分を作成するには」
そうそう、これよ。
元絵はドット絵だからエッジの処理指定の必要があるのね。
「マットポップアップメニューで「なし」を選択すると、
透明度が50%を超えるpixelはすべて完全に透明になり
透明度が50%以下のpixelはすべて完全に不透明になります」
これだわー!

要するに、

画像のレイヤーに透明箇所を作ったら、
「WEB用に保存」画面にいって「透明部分」にチェックを入れ、
マットのメニューで「なし」を選択してから、「OK」

・・ってことね。ではっ・・




できた〜!


・・やれやれ。


※注意(1)
バックアップとして「背景」をレイヤーパレットに残したい時は
「背景」 を「新規レイヤーボタン」にドラッグして「背景のコピー」という
レイヤーを 新たにつくり、下の「背景」の目玉マークはOFFにします。
そうしてから「背景のコピー」というレイヤー上で
「自動選択ツール」で、オレンジ色の部分を選択して「delete」します。


透明といえば、Photoshopにある
「アルファチャンネル」って「透明情報チャンネル」だわね。
これについてはまたの機会にちゃれんじします。
Photoshop使いこなすには絶対避けては通れないところだしねー。

さぁて、とりあえず絵はできましたよっ
ではこいつをアイコンに仕立てましょう。
・・・でも、アイコンって・・・そもそも何・・・?
調べてみなければなりませんっ



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